<読了> デビュー作‼ 絵本処方院ウサミ謎カルテ 古都こいと
今回は、古都こいとさんの「絵本処方院ウサミ謎カルテ」を読み終わったので感想を書いていきます。
古都こいとさんは、この小説がデビュー作です。
この物語は悩みがある人、クスッと笑いながら元気になりたい人におすすめです。
あらすじ
傷ついた心に1番効くのは絵本です。
医長はガラが悪くてヤンキー口調だけど絵本と可愛いものが大好きな院長。
昼間は、普通の小児科
夜だけ「絵本処方院ウサミ」と言って患者さんの心を治すために絵本を処方する。
色々な悩みを抱えた人が今日も「絵本処方院ウサミ」にやってくる。
親を亡くして居候兼バイトをしている森野ありすも巻き込まれることになる。。
感想
私がこの小説を読もうと思ったきっかけは、絵本で傷ついた心を治すって面白いなぁって思ったからです。
順調に上手く絵本を処方できたわけではなく上手くいかない、絵本選びに苦戦しながら患者さんの心を救うために1人1人と向き合って心を楽にしていく姿がすごくかっこよかったです。
医長は1人1人と真剣に向き合ってくれるけど、マイナス思考なところもあってそこが可愛いなぁって思って読んでいました。
登場する絵本は実際に発売されているもので絵本への愛が感じられてすごく良かったです!
印象に残った言葉
この物語を読んで印象に残った言葉は2つあります。
特別なことはしなくてもいい。生きるというのは、ただそれだけで自由で尊いことなのだから。しかしな、もしもより豊かな暮らしを望むのなら、世の中をもっと美しくしたいと思う気持ち、つまりは他人をへの思いやりを忘れずにいなさい。
絵本は小さな子が読むものってイメージが強いけど、大人が読むからこそ、癒される部分があるのかなぁって思いました。
<読了> 世界で一番かわいそうな私たち 第二幕 綾崎隼
二幕ということは、一幕もあるわけで、
一幕の感想はこちらです。
rinna625.hatenablog.com
今回は、綾崎隼さんの「世界で一番かわいそうな私たち 第二幕」を読んだので感想を書いていきます。
今回も、杏先生が私にとっては安心できるような存在ですごく良かったです。
正論がいつも正しいとは限らない
静鈴荘で暮らしている男子生徒ひー君
静鈴荘で勉強している生徒は何かしら心の傷を抱えているが
なぜ、ひー君は幹久と名前で呼ばれず、なぜひー君と呼ばれているのか?
それは、幹久くんの家族に原因があって。。
佐伯道成がなぜ戦後最大の未解決事件を起こしたのか、
それはあることで傷ついている同級生の13歳の女の子を救うためだった。
救うことが目的なのになぜ事件をおこしたのか?
事件を起こした本当の理由がわかった時、佐伯道成の気持ちが分かって切なくなるかもしれない。
その時は正しいと思っていても、冷静になって考えてみると間違っていたり。
間違っていたと気づいた時は後悔すると思うけど、間違ったことを忘れないようにすればいい。
もう繰り返さないように。
杏先生が言ってた『今を生きる』って言葉がすごく印象に残っています。
『今を生きる』って言葉でいうのは簡単だけどなかなか難しくて過去に囚われたり、未来に不安を感じてると『今を生きる』ってことはできないと思うので難しいと思います。
次回が楽しみです!
杏先生、あなたは一体何を隠してるの?
<読了> 京洛の森のアリスⅡ 自分探しの羅針盤 望月麻衣
今回は、望月麻衣さんの「京洛の森のアリスⅡ 自分探しの羅針盤」を読んだので感想を書いていきます。
この物語は、前にブログで感想を書いたことのある
rinna625.hatenablog.com
この物語の続編です。
もっと早く読みたかったのですが、読みたい本が沢山あって遅くなりました。
あらすじ
この物語は自分の心に正直に、偽らず生きていかないと一気に老け込んでしまうという恐ろしい世界。
一方で
自分のやりたいことを正直にしていれば、働かなくてもいいし、必ず働かないといけないって決まりない。見方によっては素晴らしい世界。
想い人・連とウサギのナツメと一緒にありすは「ありす堂」という本屋さんをやることに。
楽しい日々を送っていましたが。。
感想
気ままに生きているように見えた
連ですら葛藤をしていたんだなぁって思うと、
人の心は複雑で分かっているつもりでも全然分かってないってことが多いんだろうなぁって改めて思いました。
だから人間関係は楽しい時もあるけど、それと同じぐらい悩みも増えているのかなって思いました。
自分が知っていることを教えてあげるというのは大切だけど、人それぞれ見え方や伝わり方が違うので見守るというのもすごく大切なことです。
連みたいな性格の男の子はなんとなく好きです!
<読了> 神さまのいる書店 冬を超えて咲く花 三萩せんや
今回は、三萩せんやさんの「神さまのいる書店 冬を超えて咲く花」を読んだので感想を書いていきます。
ちなみに前に紹介した
rinna625.hatenablog.com
こちらの続編です。
切なく、優しい物語
今回は、「自傷する本」の物語
ヨミの姉・エイコにも大切な本があってとても素敵な物語の2つの物語です。
今回のまほろ本は、自分で自分の本体を傷つけるという少し切ない物語です。
まほろ本は本体の本が傷つくと自分自身も傷つくのでほとんどのまほろ本たちは大切に大切に扱うものですが、今回のまほろ本・メイ。
自傷する理由は、とても切なくて抱きしめてあげたくなる理由でした。
自傷してしまう人が求めているのは
同情
止めてほしい
ではなく
共感してもらったり、
1人ではなく、味方だよなど
居場所はあるって、
認めてもらいたいっていう思い
なのかなって思いました。
少なくても、メイはヨミのそばにいて少しずつ癒されていく様子がよく分かって良かったです。
メイがなぜ自傷しているのか?
表紙に大きな傷があるがそれはどうしてできたのか?
すべてが分かった時に切なくて守ってあげたくなるようなまほろ本でした。
温かい、優しい物語
ヨミの姉・エイコの温かくて優しい物語です。
エイコが小さい頃に会ったと言っていたマツさんは、本当に優しくて見守っているんだなぁ思いました。
この2巻は、切ない話があったけどそれで終わらないで癒すことや解決することができるので、読み終わった後にすっきりする感じがして好きです!
3巻はまだ単行本なのですが、はやく読みたいです!
こちらの記事もどうぞ
出てくるスープがすごく美味しそうで癒される物語です。
rinna625.hatenablog.com
<読了> 本を守ろうとする猫の話 夏川草介
今回は、夏川草介さんの「本を守ろうとする猫の話」を読んだので感想を書いていきます。
夏川草介さんはこの「本を守ろうとする猫の話」が初めて読んだ作品でした。
この物語は、本が大好きな高校生が、急に現れたトラネコに
「本を救ってくれ」と
言われたことがきっかけで
本当は本が大好きなのに、
本をたくさん読むことに価値を見出す人
本当は、本をたくさん読むのが偉いってわけではなく、読んだ本から何を学んだか、どう思ったかが大切。
読書をする目的とは?
私は小さい頃から本を読むのが好きでした。
楽しい物語、面白い物語などたくさんの本があって読むのが楽しみって感じてた記憶があります。
今の時代は、忙しく読みたくても読めない、読書より楽しいことがあるなどで本を読む人が少なくなっています。
私が本を読む理由は、本を読むと癒されたり、元気になれる本があって、なにより凄く楽しいからです。
この本は読書が好きな方はもちろん、、
読書をあまりしないって方にもおすすめな本です。
速読など、テクニックはいらない
最近、速読などが話題になっていたけど
この本では、速読や本を読むのにテクニックは必要ない
ということを伝えてくれています。
好きなときに、好きな本を自分のペースで読めばいいって改めて思い出させてくれるような本です。
猫が出てきたり、冒険をするようなワクワク、ドキドキ感があるので、子供でも読みやすいかなって思います。
印象に残る言葉がたくさん散りばめられてる
わかっているつもりでも見えていないことって結構たくさんあるものだね
こんな感じで人によって感じ方はそれぞれだけど響く言葉があるとおもいます。
ぜひ読んでみてください。
<ドラマ> 3年A組 今から皆さんは、人質です 最終話
今回は、「3年A組 今から皆さんは、人質です」の最終話を観たので感想を書いていこうと思います。
出演者
今回は、最終回ということで、今までよく分かっていなかった部分が全部分かって構成が凄いなぁと思うのと同時に感動しました。
今は、SNSで顔も知らない、会ったこともない人と簡単に繋がることができるようになったことで
その場所を心の拠り所にしている人もいるのかなぁって思いますが、それで救われたり、楽しんだりできている人は良いのですが
SNSって良いことばかりじゃなくて、誰かの悪口を書いてストレス発散などをしている人もいるのかなぁと思います。
顔も分からない、名前も分からない沢山の人から自分の悪口などを言われたらすごく怖いし、人を信じることが難しくなると思います。
このドラマは、そんなネットの怖さ、<1つの手がかりだけで決めつけて、人を攻撃したり、人を擁護したりとよく分かってないのに簡単に意見して、何度も意見を変えたりすることによって
傷つく人がいるということを、そこまで考えている人が少ないということを問題にしていて、
皆が言っているから自分だけの責任ではないっていうかもしれないけど、書いちゃったら自分が言ったことになるし。
自分の発言をしっかりと考えて、みんなが言っているからじゃなくて、自分の意思をしっかり持って傷つけることを言わないようにしていこうと思える人が1人でも増えるといいなぁと思いました。
当たり前のことなんだけど、SNSは簡単に書き込めちゃうから一度立ち止まって考えるってことが大切だと思いました。
SNSで命を奪われることも、奪うこともできるってことをわすれないように。
SNSは使い方次第で本当に楽しいものにもつらいものにもなります。
せっかく便利なものがあるのだから、人を傷つけるものではなく、1人1人が楽しめるものになるといいなぁと思いました。
このドラマを観れて良かったなぁって思います。沢山のことを考えられたし、面白かったです!
最終話は今の時代だからこそ作れたドラマで毎回泣いて、毎回考えさせられた心に残るドラマです!
<読了> 切ないけど、前向きになれる 「君は月夜に光り輝く」 佐野徹夜
今回は、佐野徹夜さんの「君は月夜に光り輝く」を読んだので感想を書いていこうと思います。
この小説を読もうと思ったきっかけは、映画化です。
前々から表紙が綺麗で内容も気になっていたのですが、なかなか読む機会がなかったのですが映画化になったので読んでみました。
心に残った言葉
人生全部、後悔の対象だった。楽しかったことや嬉しかったことが憎たらしくてうらめしくて悔しかった。その分だけ、そのせいで、私はつらかった。
最初から無でよかった。
最初から最後まで、無がよかった。
生きることを知らなければ、死ぬ苦しみを味わうことはなかった。
人生なかったことにしたかった。
この世界に対する興味を、失いたかった。
私のかわりに生きて、教えてください。この世界の隅々まで、たくさんのことを見て聞いて体験してください。そして、あなたの中に生き続ける私に、生きる意味を教え続けてください。
感想
この物語は、切ないけど前向きになれる物語だと思います。
まみずが患っている病気は、月に照らされると身体が青白く光るという原因不明の病気で死が近づくその光りが強くなるという病気で治療法もありません。
この病気は大人になる前に亡くなることが多い。
卓也は、まみずが亡くなる前にやりたいことを代わりにしていくというをしていくことでお互いの距離が縮まっていって、お互いを好きになっていく過程がすごく分かって面白かったです。
病気のせいで身体が光るのですが、想像すると綺麗なんだろうなぁと思ってしまいました。
読んでて面白いなぁって思うことが多いけど、それだけじゃなくて切ないところがあって死に対しての怖さとか、相手を思うからこそ傷つけちゃったりと。
共感できるところも多くて読んで良かったと思えました。
前半は一気に読めたのに、後半はつらくて苦しくてなかなか読み進めることができなかったのですが、
つらくても最後まで読んで良かったと思います。
綺麗で儚いけど、前向きに、頑張って生きようと思える物語です。
続編が出ているのでそちらのほうも早く読みたいと思います。
映画が公開になる前に読んでみるのもいいかもしれません。
映画楽しみです!