アーモンド ソン・ウォンピョン
今回は、最近読んで感動した本を紹介しようと思います。
話題になった小説なので知ってる人も多いかもしれません。
今回紹介するのは、
作者さんが ソン・ウォンピョンさん、
訳は 矢島暁子さんの
アーモンドです。
きっかけ
読もうと思ったきっかけは、扁桃体に興味を持ったからです。
扁桃体とは… 感情を作る部分。
特に恐怖や不安
ネガティブな感情に大きく関わる。
偏桃体について調べてたら、アーモンドという小説があることを知って読んでみようと思いました。
あらすじ
感情を作る偏桃体が生まれつき小さいため、怒りや恐怖、感情を感じることができない16歳の高校生、ユンジェ。
母親が「普通の子」に見えるように喜怒哀楽という感情を丸暗記するように訓練してきました。
母親と祖母が通り魔に襲われたときも、ただ見ているだけでした。
事件が起き、祖母は亡くなり、母親は、植物状態になってしまい、ユンジェは1人ぼっちになってしまいました。
そんなときに、学校に転校生が…。
ユンジェとは、反対に感情が激しいゴニというの男の子と出会ったことで、ユンジェにも少しずつ成長していく物語。
感 想
この物語を読んで、最初に思ったことは、感情って暗記するものではなくて、人と関わりながら、少しずつ覚えていくものなのではないかなぁと思いながら読んでいました。
偏桃体が生まれつき小さいから、普通とは違うから なるべく普通に近づくようにっていう考えが押しつけなのではないかなぁって思いました。
言葉で言うのは簡単だけど、意見を言うのは簡単だけど
実際にって考えると難しいだろうなって思いました。
この物語では偏桃体って少し難しい言葉を使っているけど、
人間関係で考えてみると分かりやすいかなって思いました。
兄妹、同じ環境で育っても、同じ性格にはならないし、その人にはその人の良いところがあってそれでいいんじゃないかなって思いました。
人に迷惑かけたりしなければそれでいいと思いました。
翻訳小説は、なんとなく読みづらい感じがあって避けていたのですが、この「アーモンド」はすごく読みやすかったです!
物語になってるから読みやすいけど内容は深くて、また読み返そうと思います。
最後のほうで泣きそうになりました。
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