橋本りんな ブログ

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<読了> 切ないけど、前向きになれる 「君は月夜に光り輝く」 佐野徹夜

今回は、佐野徹夜さんの「君は月夜に光り輝く」を読んだので感想を書いていこうと思います。



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この小説を読もうと思ったきっかけは、映画化です。

前々から表紙が綺麗で内容も気になっていたのですが、なかなか読む機会がなかったのですが映画化になったので読んでみました。


心に残った言葉

人生全部、後悔の対象だった。楽しかったことや嬉しかったことが憎たらしくてうらめしくて悔しかった。その分だけ、そのせいで、私はつらかった。
最初から無でよかった。
最初から最後まで、無がよかった。
生きることを知らなければ、死ぬ苦しみを味わうことはなかった。
人生なかったことにしたかった。
この世界に対する興味を、失いたかった。

私のかわりに生きて、教えてください。この世界の隅々まで、たくさんのことを見て聞いて体験してください。そして、あなたの中に生き続ける私に、生きる意味を教え続けてください。

感想

この物語は、切ないけど前向きになれる物語だと思います。

まみずが患っている病気は、月に照らされると身体が青白く光るという原因不明の病気で死が近づくその光りが強くなるという病気で治療法もありません。

この病気は大人になる前に亡くなることが多い。


卓也は、まみずが亡くなる前にやりたいことを代わりにしていくというをしていくことでお互いの距離が縮まっていって、お互いを好きになっていく過程がすごく分かって面白かったです。

病気のせいで身体が光るのですが、想像すると綺麗なんだろうなぁと思ってしまいました。




読んでて面白いなぁって思うことが多いけど、それだけじゃなくて切ないところがあって死に対しての怖さとか、相手を思うからこそ傷つけちゃったりと。

共感できるところも多くて読んで良かったと思えました。


前半は一気に読めたのに、後半はつらくて苦しくてなかなか読み進めることができなかったのですが、


つらくても最後まで読んで良かったと思います。


綺麗で儚いけど、前向きに、頑張って生きようと思える物語です。



続編が出ているのでそちらのほうも早く読みたいと思います。




映画が公開になる前に読んでみるのもいいかもしれません。


映画楽しみです!