透明なきみの後悔を見抜けない 望月拓海 自分と向き合う時間を大切に。自分を受け入れることができる
あなたは後悔してることがありますか?
このお話は、記憶をなくした人々が失った過去を探しにいく。
人助けが趣味の不思議な主人公の百鬼開澄とともに
人々の過去には予想もできなかった衝撃な過去が
そして、主人公の開澄にも秘密が。。
読み終わったあとに自分と向き合い、嫌いな自分も好きになれるかもしれない、切ないけど温かい物語。
読もうと思ったきっかけ
初読み作家さんなので、どういう文章を書くのかまだわからない状態で読みたいなぁ思ったきっかけは
- 帯に惹れた。
- 表紙に惹かれた。悲しそうな、逆に希望を表しているような感じがしたから。
- 7ページの文章がすごく良くて読んでみたいと強く思ったから。
『透明なきみの後悔を見抜けない』はこんな人におすすめ
- 自分と向き合いたい人
- 恋愛小説が好きな人
- 軽いミステリーが好きな人
感想
初読み作家でしたが、楽しめたので良かったです!
主人公の百鬼開澄は、記憶をなくした、後悔を抱えている人々を助けながら、自分自身とも向き合っていくことになり、向き合っている姿がすごく苦しそうで読んでいてつらかったけど、最後まで読んで良かったなぁと思いました。
あなたはわたしを助けてくれた。少なくてもわたしは、そんなあなたを普通の人以上に価値があると思ってる。だから自分を大切にしてほしいんです。薫さんと結婚したらダメです。あなたは好きな人と結婚しなきゃダメです!
私はこの言葉が印象に残っていて私自身も少し楽になれたと思えた言葉だと思います。
この言葉以外にもいい言葉沢山あると思うし、良い言葉と感じるものは人それぞれなので、ぜひ読んでみて下さい。
望月拓海さんの作品をこれから読んでみたいと思います。