<読了> デビュー作‼ 絵本処方院ウサミ謎カルテ 古都こいと
今回は、古都こいとさんの「絵本処方院ウサミ謎カルテ」を読み終わったので感想を書いていきます。
古都こいとさんは、この小説がデビュー作です。
この物語は悩みがある人、クスッと笑いながら元気になりたい人におすすめです。
あらすじ
傷ついた心に1番効くのは絵本です。
医長はガラが悪くてヤンキー口調だけど絵本と可愛いものが大好きな院長。
昼間は、普通の小児科
夜だけ「絵本処方院ウサミ」と言って患者さんの心を治すために絵本を処方する。
色々な悩みを抱えた人が今日も「絵本処方院ウサミ」にやってくる。
親を亡くして居候兼バイトをしている森野ありすも巻き込まれることになる。。
感想
私がこの小説を読もうと思ったきっかけは、絵本で傷ついた心を治すって面白いなぁって思ったからです。
順調に上手く絵本を処方できたわけではなく上手くいかない、絵本選びに苦戦しながら患者さんの心を救うために1人1人と向き合って心を楽にしていく姿がすごくかっこよかったです。
医長は1人1人と真剣に向き合ってくれるけど、マイナス思考なところもあってそこが可愛いなぁって思って読んでいました。
登場する絵本は実際に発売されているもので絵本への愛が感じられてすごく良かったです!
印象に残った言葉
この物語を読んで印象に残った言葉は2つあります。
特別なことはしなくてもいい。生きるというのは、ただそれだけで自由で尊いことなのだから。しかしな、もしもより豊かな暮らしを望むのなら、世の中をもっと美しくしたいと思う気持ち、つまりは他人をへの思いやりを忘れずにいなさい。
絵本は小さな子が読むものってイメージが強いけど、大人が読むからこそ、癒される部分があるのかなぁって思いました。