<読了> 夜ふかし喫茶どろぼう猫 彩本和希
今回は、彩本和希さんの「夜ふかし喫茶どろぼう猫」を読んだので感想を書いていこうと思います。
きっかけ
この本を読もうと思ったきっかけは、
タイトルに惹かれて
猫が出てくる物語は気になる
物語のあらすじの中に不眠とあって気になったから
という理由でした。
眠れない日は不安…
誰にでも眠れない日はあると思いますが、夜中って昼間と比べて静かで寂しくなる時ありませんか?
私は眠れないとネガティブ思考になり、悩まなくてもいいことまで考えてしまって1人で不安定になってしまうことが多いです。
同じことを考えていても夜に考えるのと、昼間に考えるのでは違う感じがするので、昼間のほうが前向きな考えかたができるではないかなって私は思います。
夜中って起きてる人も少ないし誰かと話したいけど話せないなって思う時があります。
安心できた本
今回、紹介する本は、眠れない人のために平日の夜中にopenする不思議な喫茶店。
不眠症で悩んでいる結月はその喫茶店を見つけ、居心地が良くて珈琲が美味しい、この喫茶店に通うようになり、店主が「眠りを盗んでいく猫」の噂を集めている少し変わっていて眠らない店主とこの喫茶店を訪れる人々と関わっていくことで結月自身が抱えている問題と向き合うことになる。
この物語は、人によって重くて読むのに時間がある場合もあるかもしれないけど、
私に近い部分の話もあって泣きそうになりました。
短編集っぽく、途中に挿絵があるので読みやすいかなって思います。
色々な事情を抱えた人が喫茶店に来るので読む人の中には私みたいに泣きそうになる部分もあるかもしれないし、そういう部分がなくても色々な感情に触れられるので面白いと思います。
心に響いた言葉
どうせ眠れないなら有意義にすごしたいだろ?夜を楽しむ方法はいくらでもある。
眠れなくて悩んでいた私は、眠れなくてもいいや。楽しめばいいんだと思うことができました。
何年後かに読むとまた違った感想になるのかなって思いますがそれも楽しいですよね。
恋愛に発展しそうでしない、その距離感がいいなって思いました。
癒されて安心できる物語なのでまた、悩んだときに読み返そうと思います。
少しでも気になった方は読んでみてください。