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私は、「涙に色がついてたらいいのに」って思ってた時がありました。
涙って透明だから、悲しく泣いてるのか、どこか痛くて泣いてるのか、怒って泣いてるのか、言葉にしないと分からない。
でも、言葉に上手くできない感情もあると思っていて…。
悲しいだけじゃなくて、悔しいとか、色んな感情が混じってるものだと思ってます。
そんな時に、涙に色がついていれば、言葉にできない感情も少しはわかってもらえるかなって考えた時もありました。
よく「言葉にしないと、言ってくれないと分からないでしょ?」って人は言うけれど、泣いてる本人も分からない場合があると思います。
それで、言葉にしないと分からないでしょって言われちゃうと、泣いている本人も苦しくなるし、言葉にできないとダメなんだって自分を責めてしまうことが多いと思います。
そんなふうに思ったことがある人に読んで欲しいなって思った童話があります。
韓国文学のハン・ガン「涙の箱」です。
きっかけ
読もうと思ったきっかけは、まず表紙が可愛くて、飾って置きたいなって思うような可愛い表紙でした。
「涙の箱」っていうタイトルの部分が箔押しになってるし、涙の箱っていうタイトルも素敵だなって思いました。

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感想
78ページという短い物語です。
大人になると子供の時みたいにすぐ泣くっていうことが、恥ずかしかったり、できなかったり、堪えてたりすることが多いと思います。
大人になればそういうことも必要になってくると思います。
でも、時には泣きたくなった時は泣いて、ストレス発散するのも大切なこと、必要なことだと思いました。
表紙だけではなくて、挿絵もすごく可愛くて、見ているだけでも癒されると思います。
78ページと短いので、何回も読んで理解を深めていこうと思います。