<読了> 世界で一番かわいそうな私たち 第二幕 綾崎隼
二幕ということは、一幕もあるわけで、
一幕の感想はこちらです。
rinna625.hatenablog.com
今回は、綾崎隼さんの「世界で一番かわいそうな私たち 第二幕」を読んだので感想を書いていきます。
今回も、杏先生が私にとっては安心できるような存在ですごく良かったです。
正論がいつも正しいとは限らない
静鈴荘で暮らしている男子生徒ひー君
静鈴荘で勉強している生徒は何かしら心の傷を抱えているが
なぜ、ひー君は幹久と名前で呼ばれず、なぜひー君と呼ばれているのか?
それは、幹久くんの家族に原因があって。。
佐伯道成がなぜ戦後最大の未解決事件を起こしたのか、
それはあることで傷ついている同級生の13歳の女の子を救うためだった。
救うことが目的なのになぜ事件をおこしたのか?
事件を起こした本当の理由がわかった時、佐伯道成の気持ちが分かって切なくなるかもしれない。
その時は正しいと思っていても、冷静になって考えてみると間違っていたり。
間違っていたと気づいた時は後悔すると思うけど、間違ったことを忘れないようにすればいい。
もう繰り返さないように。
杏先生が言ってた『今を生きる』って言葉がすごく印象に残っています。
『今を生きる』って言葉でいうのは簡単だけどなかなか難しくて過去に囚われたり、未来に不安を感じてると『今を生きる』ってことはできないと思うので難しいと思います。
次回が楽しみです!
杏先生、あなたは一体何を隠してるの?